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どんな楽器も、もとをたどれば全て雑音から出来ています。雑音の事をノイズと言います。 雑音とは規則性の無い音の事です。なので多くははっきりとした音程がありません。 ここでは、楽器作りの基礎となる様々な雑音を作ってみたいと思います。

雑音はインパルス(瞬間的な爆発)と空間によって作られ 楽器の音は狭い空間での現象に限定したものなんだと思います。 そういったイメージで雑音をイメージしてみてください。 雑音が感覚的に扱えるようになると、楽器作成の幅はものすごく広がると思います。

以下の説明で使用しているフリー素材「 編集可能な楽器素材集 」はこちらからダウンロードしてください。

■ ホワイトノイズ

ザーとかサーとかシーとかいうやつです。サーがホワイトノイズです。 下図、白のグラフがスペクトルです。楽器と違って全ての倍音(非整数倍を含む)の成分が含まれ、出ては消えたりで規則もありません。 全ての音域に渡って同じくらいの量の配合となっています。

ホワイトノイズは全ての基本となる雑音ですが、 図赤枠内のタイプを変更するだけで作れます。 音量は大きくなりすぎないようゲインは下げたほうが良いと思います。 音量変化次第でいろんな効果音が作れます。



使用フリー素材:SoundChipNoiseWhite-0001-0001

■ ピンクノイズ

ザーがピンクノイズです。ピンクと言うには厳密な定義があるようですが、これ系のものを象徴してピンクとします。 自然環境の雑音に近いイメージです。なので癒し系です。 ホワイトノイズと違って音の成分が左側に寄っているのが特徴です。 LPFを左に動かしていくと、ドラムとかの打楽器音になっていきます。 楽器作成では多用します。



使用フリー素材:SoundChipNoisePink-0001-0001

■ ブルーノイズ

シーがブルーノイズです。これも厳密な定義がありますがこれ系のものを象徴してブルーとします。 スプライトとか料理とか水しぶき的な感じです。 ホワイトノイズと違って音の成分が右側に寄っているのが特徴です。 HPFを使って作ります。あまり楽器では使わないですが効果音の作成で有効です。 楽器ではシンバル系の瞬間音で使う事があります。



使用フリー素材:SoundChipNoiseBlue-0001-0001

■ バンドノイズ

ある範囲の領域に雑音があるノイズです。バンドノイズと呼ぶ事にします。 シンバル系の瞬間音や打楽器系で使います。何かラジオの雑音的な感じでもあります。 風の音とかもこれで作れます。



使用フリー素材:SoundChipNoiseBand-0001-0001

■ ウインドノイズ

バンドノイズの幅が狭いバージョンです。ウインドノイズと呼ぶ事にします。 LPFやHPFを使わなくてもマーカを追加するだけで簡単に作れます。 風の音そのものだと思います。音程感がありますので打楽器や筒系楽器でも多用します。 バンド幅を自由に変更できますので、いろいろ試してみてください。



使用フリー素材:SoundChipNoiseWind-0001-0001

■ トーンノイズ

より音程感のある雑音です。ホイッスルに近い感じでもあります。 ウインドノイズよりも幅を狭くする事で作成できます。トーンノイズと呼ぶ事にします。 幅を調節して、オルゴールのアタック部分とか、楽器音の頭のリアリティを出すのに使います。

このように雑音の幅を狭くしていくと音程が際立っていきます。 注意点としては、ザラザラ感がありますので、 音色の所で説明したスペクトルのレイヤに薄く重ねて使うのが望ましいと思います。 (将来、本物の環境音とかも使えるようにする予定です。ザラザラ消えるかも)。



使用フリー素材:SoundChipNoiseTone-0001-0001

■ ウッドノイズ

これらの雑音を応用する事で木の音を作り出す事が出来ます。 マーカを適当にいくつか追加するだけです。どのような木の音になるかはマーカの数と場所で決まります。 スペクトルアナライザで実際の木の音を見てその箇所にマーカをつければ、その木の音を作る事が出来ます。

多くの生楽器は木で作られているので、楽器作りの幅がものすごく広がると思います。 現実世界では理想の木とか育てたり大変ですが、コンピュータなら自由自在で一瞬で作れます。 これは、進化した楽器を今すぐに作れる事を意味しています。



使用フリー素材:SoundChipNoiseWood-0001-0001

■ 木を叩く音

更にLPFとHPFを使う事でとてつもなく木の音になります。 音量変化を図(緑色のグラフ)のようにすれば普通に木を叩く音が作れます。 もちろん、パーカッションや楽器作りで多用できます。 マーカの位置や数、マーカの周波数幅やマーカの音量などいろいろ自分好みで調節してみてください。

音色の所で紹介したスペクトルのレイヤと重ねる事で、かなり使える楽器が作れると思います。



使用フリー素材:SoundChipWood-0001-0001


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