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フルートとかオルガンとかの持続系楽器の作り方を説明します。

以下の説明で使用しているフリー素材「 編集可能な楽器素材集 」はこちらからダウンロードしてください。

■ フルート

使用フリー素材:SoundChipFlute-0001-0001

音量変化


スペクトル(アタック)


スペクトル(余韻)


2つのフレームを使って作ります。 フルート系の鳴り始めは第3倍音が先に立ち上がって余韻部分で第1倍音が増え第3倍音が下がって安定化する性質があります。 これが生の笛系の振る舞いとなります。パイプオルガンのフルーパイプもやはり、そんな感じになります。

フルートは乾いた音色なので、第1倍音の音量は下がっています。 第4〜7倍音あたりにも微妙なふくらみを付けてみました。無くても大丈夫かもしれませんが・・・。 ブレスノイズのレイヤを重ねるとリアルになると思います。試してみてください。

■ オカリナ

使用フリー素材:SoundChipOcarina-0001-0001

音量変化


スペクトル


スペクトルは第1倍音のみです。ブレスノイズを薄く重ねるとよりリアルになるかもしれません。 また、吹き始めに微妙なピッチ変化を付けてやると雰囲気のある音になると思います。試してみてください。

■ オルガン

使用フリー素材:SoundChipOrgan-0001-0001

電子的なオルガンでよくあるトーンホイール系音色の1つです。

音量変化


スペクトル


1、2、4、8、16、倍音の積み重ねによって作ります。 これに加え1オクターブ下にあたる0.5倍音を加えると深みが増すと思います。試してみてください。 例えば、編集中のサウンドが440Hzの場合は、適当な場所にマーカを追加し周波数を220と入力すれば0.5倍音を作る事が出来ます。

※ 0.5倍音の入った SoundChipOrgan-0001-0002 を追加しました。

■ チャーチオルガン

使用フリー素材:SoundChipOrganChurch-0001-0001

パイプオルガンの音色の一つです。よく魔王とかが演奏しているやつです。 さすがにスペクトルで作るのは大変なので Pro 版の機能を使っていとも簡単に作ってます。 というか出来てしまいました。 音を鳴らすのに使うだけならフリー版でも使えるので楽曲で使ってみてください。

音量変化


トーン


フィルタ(ペダル音パイプの場合)


トレモロ定義


ビブラート定義


初めに、サウンドレイヤの移調を -12 に設定し1オクターブ下げます。 そしてこれから、ペダル系の音色を作ります。

まず、フレームの種類を基本波形にして、パルスを選択します。 重ね合わせで「倍音」を選択しフィードバック量を多くします。 波形の種類が正弦波の場合、重ねあわせで倍音が積み重なっていきますが、 今回はパルスにしているので、パルスを倍音として積み重ねされます。

パルスにはトレモロ2とビブラート2の設定を行います。この「2」はそれぞれの倍音個別に効果がかかる事を意味しています。 「2」が無いやつは、全体に効果がかかる事を意味しています。 両者は1〜2Hzのゆっくりとした揺らぎになるよう設定します。 この揺らぎはパイプが伸び縮みする事による揺らぎを再現するのに使用しています。 この方法は生楽器作りの基本となります。

これで、オルガンのペダルぽい感じが実現されますが、 更に、フィルタを使って限られた範囲で音を絞り込む事により、 重々しいペダル系パイプサウンドの完成です。

音量変化はわりとゆったり立ち上がる感じにしたほうが重々しいパイプオルガンらしい感じになると思います。

そして、このサウンドレイヤを2つ複製します。 1つは移調を +0 に設定し基準のオクターブを作成します。 もう一つは移調を +12 に設定し1オクターブ上げます。 これで、よくあるパイプオルガンの音色が完成します。

フィルターの設定は+12のレイヤではLPFのカットオフを3倍音前後にし、 +0のレイヤでは6倍音前後にすると、リアルなオルガンサウンドになります。 実際は更に微調整した SoundChipOrganChurch-0001-0001 のデータを確認してみてください。

基準となる低音のLPFが13倍音くらいになっているため、上記のような設定となります。 オクターブ1つ分がカットオフ2倍の関係にするのを基本にすれば良いと思われます。 フィルターはパイプっぽさを出すと同時に、オルガンの残共感でも使ってます。 残響は高音域の音ほど減衰するといった物理現象があるので、高音域のパイプほどLPFを左に動かすと自然になります。 逆に、低音域はほとんど音の成分が減衰しないです。楽器作りではこれらを考慮すると良いと思います。 なので、オルガンを作る場合は低音域から作ると良いと思います。

ある意味、音域におけるLPFの具合でオルガンの音色を作る事ができるので、いろいろ試してみてください。 明るい音色の SoundChipOrganChurch-0002-0001 も収録しているので確認してみてください。 SoundChipOrganChurch-0003-0001 は、パイプの音域に関係なく全て同じLPFのバージョン(学習用)です。 本物に近いのは 0001 でゲームとかで使うのは 0002 だと思います。

※ スペクトルでやるとユーザに説明しにくいので、こっちの方法でやったほうが、 まだしも分かりやすいかなと思って、楽器の構造をイメージしながら、 やってみたら、本当にオルガンの音になってしまった。 コンピュータでオルガンの音を作るのが人生の目的みたいなものだったのに、 説明書用に1分くらいで作ったら、初めてだったのにバッチリと出来てしまった・・・。 所詮人生なんてこんなもんなのかも。

■ リコーダ

使用フリー素材:SoundChipRecorder-0001-0001

音量変化


スペクトル


奇数倍音列を使うと筒系の音になります。 ぱっと見、音量が0になっているスペクトルが数個ありますが、拡大するとちゃんと音量があります。 感度というエディタのパラメータを大きくすると、小さな音量を拡大して見ることが出来ます。 感度は画面右上あたりにあります。 高い倍音域では、こういった微小なマーカを無数に作成する事で音を鮮明にする事が出来ます。 他の楽器でもリアルな音色を作りたい場合は、微小マーカが重要なポイントとなります。 下図は感度を上げた時の画面の様子です。




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