ここには、ftn が開発したキーボード関係のソフトウエアが置いてあります。

Studio ftn Harmony の特徴
Studio ftn Sound Module の特徴
MIDI Keyboard 2001 の特徴

いろいろな用途のソフトウエアキーボード!!
Studio ftn Harmony は、パイプオルガンシミュレータとして開発しました、 GS音源性能のほぼ全てを使用してパイプオルガンの音色を作り出しますので実際の演奏で活用することができます。 Studio ftn Sound Module は、単純な sin 波を使ってパイプオルガンの出す音色の仕組みを学ぶ事ができます。 MIDI Keyboard 2001 は、mid ファイルを鍵盤表示で演奏してくれるソフトです。



Studio ftn Harmony のダウンロード
    動作環境
  • Windows95/98/SE/Me/NT/2000/XP
  • MIDI音源 Roland SC-D70 または、SC-8820 以降の音源。
  • 1024x768 の画面サイズを推奨 (800x600 以下の画面サイズですと一部ウインドウが表示できません)

    作者の開発環境:WindowsXP/CPU866Hz/メモリ256MB
Studio ftn Sound Module のダウンロード
    動作環境
  • Windows95/98/SE/Me/NT/2000/XP
  • サウンド(PCM)が再生できる環境
  • 1024x768 の画面サイズを推奨 (800x600 以下の画面サイズですと一部ウインドウが表示できません)

    ※CPUとメモリの性能が低い場合はコンピュータに負荷がかかったり正しく音が鳴らない場合があります。
    作者の開発環境:WindowsXP/CPU866Hz/メモリ256MB
MIDI Keyboard 2001 のダウンロード
    動作環境
    Windows98
    1024x768以上の画面サイズ
    MIDIが再生できる環境
    ※1 1024x768 以下の画面サイズでは、鍵盤が表示しきれなくなります。
    作者の開発環境
    Windows98 SE
    CPU 866MHz
    メモリ 256MB
    グラフィック 1024x768x24bitColor
    音源 Roland SC-D70
    開発言語 VC6.0 WindowsAPI および C++


    Studio ftn Harmony は、GS音源性能のほぼ全てを使用してパイプオルガンの音色を 作り出しますので実際の演奏で活用することができます。 また、オルガンMIDIプレイヤーとしても使用できます。
    音色の作成機能

    7つの倍音を組み合わせて音色を作成します。 それぞれの倍音は、どのような楽器を鳴らすかを切り替える事ができます。 このソフトはパイプオルガンのシミュレータですので、 選べるのはパイプオルガン系の音色となっています。 それぞれの音量を調節しながら最終的な音色を作成します。 作成したデータは保存することができますので、 いつでも設定を読み出す事ができます。
    音律機能
    音律とはドレミファソラシをどういう倍率で分割するかを決めるもので、 現代の楽器は全て均等に分割した「平均律」が使用されています。 この分割方法の違いによって、音楽がどのように響く(共鳴)のかが決まります。 音楽の歴史をさかのぼると 「ピタゴラス音律」「ベルクマイスター音律」などいろいろな分割方法があります。 たとえば、バッハの時代ではベルクマイスター音律、等が使われていました。 このソフトでは、いろいろな音律で演奏を楽しむことができます。
    音色切り替え機能
    パイプオルガンの演奏では、演奏の途中で音色を切り替える事があります。 このソフトは、あらかじめ作成した音色データと MIDIキーボードのプログラム切り替えボタンを関連付ける事ができますので、 MIDIキーボードから Studio ftn Harmony の音色を切り替える事ができます。
    パイプオルガンらしく
    ・低音パイプを左右に配置
    ・低音パイプの残響音を長く設定
    ・全体的な残響音を長く設定
    ・マスターチューン機能追加(440Hz からの微調整が可能)
    ・パイプの長さの表示を本物っぽくしました。
    機器の接続図
    オルガン専用のMIDIプレイヤーとしても楽しめる
    このソフトはMIDIキーボードからの入力を受け取って パイプオルガンの音を出しますが、MIDIファイルをソフトの鍵盤画面にD&D する事で、パイプオルガンの音色で自動演奏を楽しむ事もできます。
    開発した理由
    音色についてですが、MIDI音源に収録されているパイプオルガン、 すなわちチャーチオルガンなどは、どういう訳だか、パイプオルガンの音がしないのです。 音源を買ってきては、がっかりしていました。これで4つ目(涙)。 そこで、ある仮説を立てました。パイプオルガンの音色は、 コンピュータのようなデジタル機器では、再現できない音色なのだと。

    ところがある時、本物のパイプオルガンの作り方(建設方法)を説明しているサイトがありまして、 そこで驚くべき事が判明しました。実は1つの音階は、 1つの音が鳴っているのでなく、 複数の長さの違うパイプが同時に鳴るような構造になっていて、 それを自由にON・OFFできるという。これをストップ操作という。

    別のとあるサイトでは、1本のパイプの音色は正弦波のような音だという事を言っていました。 本当にそれでパイプオルガンの音色を実現できるのかと、 プログラムでシミュレーションしてみる事にしました。 それが、Studio ftn Sound Module です。 驚いた事に、本当にパイプオルガンの音が鳴ったのです。 しかし、しばらく聴いていると、やっぱり何かが違うのです。 金属的な音色になりすぎて、温かみがないのである。

    やはり、正弦波ではシンセっぽくなるのは仕方がない。 ならば、MIDI音源の音をいくつも重ねてパイプオルガンの音ができるのではないかと考えました。 問題はどの楽器の音を使うべきか? すると、驚くべき事実が判明しました。 なんと、音源に、フルーオルガンというのがあるではないですか! これは、パイプオルガンのフルーパイプ1本の音色なのでは?! ここで、Roland の音源の偉大さを知る事となります。 どうりで、しょぼい音しか出ない訳だ!! なぜならパイプ1本だったのだ(おそらく)。 つまり、これを組み合わせて演奏できるように、音源の設計者は、 初めから想定していたと考えられるのです。 そういう事だったのか!たしかに、パイプの種類毎に音色を入れていてくれたほうが、 いろいろなパイプオルガンの音色を作れてうれしいのである。

    これに興奮した作者は、すぐに、ソフトの開発に着手した。 すなわち、構想はこうである。

    MIDI鍵盤で演奏した音階データをパソコンで拾って、 複数のパイプに相当するMIDIチャンネルを同時に鳴らす。 それぞれのMIDIチャンネルは違う周波数があらかじめ鳴るようにしておく。 こうして、出来たのが、Studio ftn Harmony である。 倍音を付加するソフトである事から、Sound Module とは区別するために、 この名前にしました。

    しばらく、これを使って演奏を楽しんでいた作者ですが、 どうもおかしい!いくらストップを調節しても、 本物のパイプオルガンのような、ソフトな音色が出ないのである。

    2つ目の調律機能に話が進む。 Studio ftn Harmony ですが、Sound Module をMIDI音源用に改造して、 作ったソフトである。 すなわち、MIDI楽器の音律変更ができるようになっています。 考えてみれば、バッハがピタゴラス音律を使っている訳はない。 なぜなら、パイプオルガンをピタゴラス音律で調律したら、 他の調の曲を演奏できなくなってしまいます。 どんな調でも演奏可能な調律。まず頭に浮かんだのが、 現在でも使われている平均律です。しかし、これは、精密に音階を12等分する調律方法で、 バッハの時代にそれがあったとは考えられない。 それどころか、響きにこだわったバッハが、濁りものの平均律を使うはずがないのである。 では、バッハはどのような調律で演奏していたのだろうか?

    すぐさま調べてみると「ヴェルクマイスター第3」で調律された楽器で演奏していた説が高いとの事。 時代的にも一致するし、ドイツの音律である事などから、 たしかに、バッハはこの音律を使用していた可能性が高いかもしれない。 チェンバロなら調律が可能だけど、パイプオルガンは、 はたして、ヴェルクマイスターで調律されているのだろうか? パイプの長さはオルガンの建設時に決めなければならず、 一度作ったら調律を変更する事はできないと考えられる。 まあ、そんな事はとりあえず置いておこう。 試しに Studio ftn Harmony の音律をヴェルクマイスターに切り替えて演奏してみました。 おお!これは?!なんと、パイプオルガンのソフトな味わいが再現できたのです。 ヴェルクマイスターは、バッハのオルガン曲と、とても相性が良いようである。 あの雰囲気は音律だったのか。ようやくバッハのオルガンの謎がこれにて完結しました。

    最後の機能である音色切り替え機能。 バッハのオルガン曲を聴いていると、なんと演奏の途中で音色が変わるのです。 これは、助手がストップを操作して、空気をパイプのどこに送り込むかを切り替えているに違いない。 そこで、あらかじめ設定した音色の設定を、MIDI鍵盤のプログラム切り替えをしたときに、 ソフト側も連動して切り替えよう。 という事になって、ようやくパイプオルガンソフトがここに完成したのです。


    Studio ftn Sound Module は、 音の基本要素とされる単純な sin 波を使ってパイプオルガンの出す音色の仕組みを学ぶ事ができます。
    このソフトの目的
    パイプオルガンをソフトウエアでシミュレートして音を鳴らすソフトです。 mid ファイルがあればキーボードウインドウにD&Dすることで自動演奏もしてくれます。 鍵盤は、高音、中音、低音域、の3つの音を作ることが出来ます。 mid ファイルの音階からこれらの3つに音域に自動的に振り分けて演奏します。 各音域は、パイプを想定した「ストップ」コントロールに音量調節を加えたリスト画面があり、 ここで、音を作ることができます。 本物のパイプオルガン同様に必要なパイプの長さを揃えています。 このソフトでは、さらに短いパイプ32〜256まで備えてあります。 1/2は、1オクターブ低いパイプです。2のパイプは1の半分の長さのパイプとなり、 数字は、パイプの長さを示しています。これが大きくなるほど実際は短いパイプで、 高い周波数が出ます。本物のパイプオルガンは1〜16くらいまでが普通のようです。 このソフトは音階の周波数もシミュレーションしています。 音階の設定は、調と音律を選択することで設定できます。 どのような調でも使用できる音律は「A」を選択すると良いでしょう。 ピタゴラス音律のような特定の調でしか使えない音律は調の設定を曲と合わせてください。 なお、設定値は、ファイルに保存することができ、楽器リストでいつでも引き出せるようになっています。 このソフトでは、あらかじめパイプオルガンの設定を作って選べるようになっています。 趣味でバッハのオススメ曲用の設定も入っています。ただ、極限まで響かせる設定となっていますので、 人によってはシンセっぽく感じてしまいます。そういうわけで、 32〜256のストップはOFFにしたほうが良いと思われます。 もしくは、「パイプオルガン4」「パイプオルガン3」あたりが、本物のパイプオルガンらしい設定となっています。 曲の調が分からない場合は「平均律」にすると問題なく聞けます。

    ※ロックなどの mid ファイルは鳴らさないようにしてください。 このソフトはオルガンのシミュレーションを行うため、鍵盤の音量強弱ができません。 音数が多すぎると音量オーバーとなり、耳を傷めてしまう可能性がありますのでご注意ください。 このソフトで自動演奏する際は、ピアノやオルガン曲がオススメです。
    開発理由
    サウンド再生のプログラムを作っていた所、 ふと、ピタゴラス音階のことを思い出しました。

    ・ピタゴラス音階
    ピタゴラス音階は、弦の長さを2:3の長さにして行くことで音階を作っていきます。 弦の長さを1:2にすると1オクターブ高くなります。2:3にすると「ソ」の音階ができます。 さらに2:3にすると「レ」の音階ができます。こうやって繰り返していくと全部で12音階できあがり、 オクターブを巡回していくそうです。オクターブが高くなりすぎた場合は弦の長さを半分にすれば、 オクターブをそろえることができます。こうやって12音階を作っていくとの話です。 この方法で作られた音階は、旋律がよく響くという。 「ピタゴラス音律」と呼ばれています。

    ・平均律
    ところで、現在は「平均律」という音律が使われています。 平均律は1オクターブの12音階の間隔を均等倍に分割した調律方法です。 ピタゴラス音律は、曲の基準となる音階が変われば響かなくなります。 つまり、調が1つというわけで、曲中での転調は不可能となります。 そこで、どこを基準にしても、そこそこ響くという妥協の産物が平均律です。 逆に言えば、平均律は、どんな曲でも響かないという事になります。 たとえばキーボードなどの楽器は、どういった調の曲を演奏されるか想定できません。 そういうわけで、平均律として販売しないと困るわけですし、オルガンのような楽器も、 曲ごとに、チューニングを変える訳にもいきません。そういうわけで最終的に現在では、 平均律でおちついたとの話です。

    ・ピタゴラス音律で聞いてみたい
    そうなると、普通の人ならば平均律が当たり前で、それがもっとも響くと認識しています。 しかし、もっと響く音律があった。というわけです。その1つがピタゴラス音律です。 ピタゴラス音律は14世紀くらいまで使われていたそうですが、 たとえば古いオルガン曲を聴く場合、ふつうに考えて?平均律は使われていなかったと思われます。 より昔の曲で昔に浸とうと思うならば、当時の時代に生きていた人々の感覚を味わってみたい。 そういう思いから、ピタゴラス音律をまずは聞いてみたくなったのです。

    ・どうやって楽器の音律を変えるか
    いろいろ調べるとMIDI楽器ならば、マスターチューニングという方法で音律を設定できる事がわかりました。 しかし、本当に響くかどうか確かめるには、単純な音のほうが良いはずである。 そこで、ふと、パイプオルガンの仕組みを思い出してしまいました。

    ・パイプオルガンの仕組み
    パイプオルガンのパイプ1本の音は正弦波という単純な音が出るようなのです。 音叉の音や、「ポー」という味気ない音ですね。 パイプオルガンは1つの音階で同時に半分の長さのパイプを同時に鳴らせるようです。 さらにその半分のパイプも同時に鳴らす事もできます。 こうやって1つの音階に複数の長さの違ったパイプに空気を送り同時に音を鳴らします。 するとパイプオルガンの音が得られるわけです。本物もこれと同じ仕組みで音を出しているようです。 そんな仕組みゆえ大規模なパイプオルガンは1万本くらいのパイプが 演奏台表面の裏側にも配置されているようです。 パイプオルガンは、どこの長さのパイプを同時に連動させるかといった設定を、 「ストップ」という装置?で設定するようです。 ようするにこれを使って、自在に音を作れるというのです。 世界最初のアナログシンセサイザとも言える楽器が実はパイプオルガンだったという。 実際は、金属パイプや木のパイプなどいろいろあって、フルート系、トランペット系、ストリングス系など、 パイプに名前が付いているそうです。

    ・パイプオルガンの疑問
    しかし、本当に正弦波だけでパイプオルガンの音になるのかという疑問生まれました。 ストップの数なんて、1、2、4、8、16くらいしかありません。 つまり、周波数の違う正弦波を5つ重ねれば、パイプオルガンの音ができる事になり、 本当にあの、壮大な響きがこんなもんで出来るのか? そこで、プログラムでシミュレーションしてみようと思ったのです。 ついでに、ピタゴラス音律もシミュレーションしてみようと思い、 パイプオルガンの構造をモチーフとした、 ソフトウエアシンセサイザなるものを開発してみる事にしました。

    ・感想
    きわめて本物に近いパイプオルガンの音が鳴ったときは感動しました。 「話は本当だった」そう思いました。 どういう訳かMIDI音源に入ってるチャーチオルガンよりも 何十倍もパイプオルガンらしい音が鳴ります。 「だったら、最初から音源にこの音を入れてくれよ〜」 と思わず泣き言、言いたくなりました。 それまで、パイプオルガンの音はコンピュータでは不可能な音なので、 音源にはしょぼいオルガンの音しか入れられないのだとずっと信じてましたが、 実は簡単にパイプオルガンの響きが得られるではないですか! となれば。自動演奏させるしかない。それで自動演奏機能を追加しました。 ただし、本物のパイプオルガンの木のぬくもりはやはり表現できませんのでご了承を。


    MIDI Keyboard 2001 は、mid ファイルを鍵盤表示で演奏してくれるソフトです。
    このソフトの目的
    一般的な mid ファイル(SMF format 0/1)対応の音楽プレイヤーです。 この音楽プレイヤーは、演奏と共に鍵盤表示をリアルタイムで行います。 MIDI出力の16チャネルが各鍵盤と対応しています。 ウインドウに mid ファイルをドラッグ&ドロップすることで演奏が開始します。 その他の表示として、ベロシティ(情報パネル緑の表示) 、 ボリューム(その右となり) 、パン(その右となり) 、 ピッチベンド(その右となり) 、を行います。

Since 2000 (C) Studio ftn
http://studio-arts.bglb.jp/studio-ftn/