Studio ftn Score Editor Classic はオーディオモードを使用する事ができます。
VSTi/VST ソフトウエア音源を使って、音楽を作成したり WAVE ファイルを作成したりできますので、
mp3 にしてインターネットで公開したり音楽CDを作成するなど最終的な音楽作品を作る事ができます。
ここでは、パソコン設定の準備から始まり WAVE ファイルを作成するまでの流れを紹介したいと思います。
準備編
ソフトウエアシンセ編
ソフトウエアエフェクト編
オーディオモード活用編

パソコンの設定をする
買ってきたばかりのパソコンで音を鳴らすにはマルチメディアの設定が必要です。
まず、大前提としてサウンドカードが必要となります。
最近のパソコンのほとんどはマザーボードにサウンドカードが搭載されています。
もし、パソコンにサウンドカードが搭載されていない場合は、別途サウンドカードを購入する必要があります。
まず手始めに、マルチメディアのプロパティを開いてみましょう。
Windows のメニューから「コントロールパネル」を開きます。
そして「サウンドとオーディオデバイス」をダブルクリックします。
「オーディオ」タブをクリックすると下のような画面が表示されます。
ここで「音の再生」の「既定のデバイス」を確認してみます。
上の図では「再生デバイスなし」となっています。
この状態では音が出ませんので、何らかの再生デバイスを選択してください。
再生デバイスが一つも選べない場合
再生デバイスが一つも選べない場合は、
サウンドカードが入っていない、または、サウンドドライバがインストールされていない。
のどちらかです。外部音源の場合は、音源の電源が落ちていたりUSBケーブルが外れているなどの原因が考えられます。
■ サウンドドライバをインストールしてみる
サウンドカードが入っているかよくわからない場合は、
サウンドドライバをインストールしてみましょう。
サウンドドライバは、購入したパソコンやマザーボードのセットアップディスクに入っていますので、
インストールを行います。
インストール後は再び、マルチメディアのプロパティを開いて、
再生デバイスを設定します。
■ サウンドカードを購入するしかない場合
セットアップディスクを使ってインストールをしたけど、再生デバイスが選べなかった場合は、
残念ながらそのパソコンにはサウンドカードが入っていません。
サウンドカードが入っているかどうかは、パソコンの裏側を見ればわかります。
赤・緑・青、のピンコネクタがない場合は、サウンドカードを購入するしかありません。
サウンドカードを購入したら、サウンドドライバのディスクが入っているので、
サウンドドライバをインストールし、
マルチメディアのプロパティを開いて、再生デバイスを設定します。
※Score Editor Classic は「ステレオ16ビット41.1KHz」のみしか現在サポートしていません。
サウンドカードを購入する場合、この点に注意してください。
これはCD品質のPCMと呼ばれており、ほとんどのサウンドカードはサポートしているはずです。
パソコンの音量を調節する
マルチメディアの再生デバイスを設定したら、音量を調節します。
よくある問い合わせの中で、音量が0だった。というケースがよくあります。
VSTi シンセを入手する
Studio ftn Score Editor Classic は、VSTi/VST プラグインを対応しています。
VSTi/VST プラグインとは、Steinberg 社が提唱したソフトシンセやソフトエフェクタープラグインの規格の一つで、
プラグインは DLL 形式となっています。
プラグイン用の SDK が公開されているため、
ベンダーを始め個人が開発したフリーのものも数多くありますので、
ネットで探してダウンロードしてください。
VST というキーワードで探すと良いでしょう。
とりあえず作者が開発した VSTi 音源がありますので、VST 音源が始めての方は、
そちらを手始めにダウンロードしてください。
作者のホームページのトップページから入手できます。
VSTi 音源をダウンロードしたら lzh 解凍ツールでファイルを展開してください。
lzh については、これもネットで検索して調べてください。
※VST 音源には VSTi と VST の2種類あり、前者が楽器(ソフトウエアシンセ)で、
後者がエフェクターです。まずは音を鳴らしたいので、VSTi を入手しましょう。
VSTi の置き場所を考える
Score Editor に vst フォルダがありますが、VSTi 音源は、
他のシーケンスソフトでも共有して使用する場合が多いので、
どこか vst を置くためのフォルダを作成しましょう。
VST 音源によっては、インストーラ形式になっていて、
ProgramFiles にインストールされてしまうものもあります。
これについては、無理に変える必要はありません。
※作者は c: ドライブの下に vst フォルダを作成して、そこに VST 音源の DLL を置くことにしました。
VST 音源は、説明書が入っているものや、データファイルを生成するものもありますので、
音源名の付いたフォルダを作ってその中に DLL を置くようにすると良いでしょう。
とりあえず下の図のようなフォルダに VSTi 音源を置いてみました。
Studio ftn Score Editor Classic を起動してオーディオモードにする
Studio ftn Score Editor Classic を起動したら、演奏画面を出します。
チェックマークが既に付いている場合はすでに演奏画面が開いています。
AUDIO をクリックし、オーディオモードにします。
1秒くらいすると右側の赤いランプが点灯します。
※もし、ここで、赤いランプが点灯しない場合は、WAVE ファイルの作成機能しか使用できません。
赤いランプが点灯しない場合は、パソコンの設定に問題があります。
どうしても分からないようでしたら作者へ問い合わせてください。
VSTi 音源をアサインする
演奏画面の CH=1「音源」の「-」となっている所をダブルクリックします。
以下のように音源の選択画面が開き、
一覧から使用したいソフトウエア音源を選んでダブルクリックすると、
音源のアサインができますが、初期状態では一覧には「-」しかありません。
新しい音源を使用する場合は「参照」ボタンを押します。
参照ボタンを押した後、VSTi 音源の DLL を開きます。
作者は「C:\vst\Studio ftn\tnvst_fluelead」に VSTi 音源を置いたので、
その中に入っている「tnvst0001.dll」を開きます。
確認メッセージが出るので「はい」を選択します。
ここで、VSTi 音源によっては Score Editor との相性がわるく、
異常終了してしまう場合がありますので「はい」を押す前に作成中の楽譜がある場合は必ず保存しておきます。
「はい」を押した後は、VSTi 音源によっては、
処理が帰ってくるまで数分かかる事があります。
フリーズしたように見えますが、5分くらいまでは根気良く待ちます。
音源のチェックが終わると「VSTi音源リストに登録しました。」のメッセージが表示されますので、
「OK」ボタンを押してください。
音源リストの登録が終わると、音源の選択画面の一覧に、登録した音源名が表示されます。
ここで、登録した音源名をダブルクリックします。
演奏画面に音源名が表示されたらVSTi音源のアサインは完了です。
あとは、楽譜を打ち込んで演奏ボタンを押せば音が鳴るはずです。
VSTi 音源の個性によっては(パッド系の音色など)音の立ち上がりが遅いものもありますので、
長めの音符を鳴らしてみてください。
VSTi 音源のGUIを開く
VSTi 音源はGUIと呼ばれる個性的な画面を持っています。
演奏画面の「プログラム」ここでは「flute」の部分をダブルクリックする事で、
GUIを開くことができます。
下のようなGUI画面が開きます。@の部分がその音源のGUI画面です。
GUIを持っていない音源の場合はスライダーが並んだ画面が表示されます。
AとBは、Score Editor が用意した操作画面で、どんな VSTi 音源でもこれが表示されます。
VSTi 音源の音を鳴らしてみる
VSTi 音源はとても個性的なものが多く、音色の作成や選択に迷う事があります。
音楽の作成をする前に、まず VSTi 音源をいろいろ触ってみたくなるはずです。
Score Editor は、その点も考えて開発しました。
Bの鍵盤部分をマウスクリックすると音が鳴ります。マウスボタンを離すと消音します。
Aの選択ボックスは、その音源が持っているプログラム(プリセット)の種類を選択する事ができます。
いろいろなプログラムを選択して鍵盤で音を聴いてみるとよいかと思います。
@の部分のパネルを操作すれば、音源のパラメータを操作する事ができます。
※楽譜を保存すると最後に操作したGUIの状態も保存されますので楽譜ごとに固有の設定をする事ができます。
VST エフェクトを使用する
VSTi 音源によっては、リバーブやエコーなどのエフェクトを持っているものもありますが、
エフェクトを持っていない音源を使用する場合は、
別途 VST エフェクトをアサインしたほうがよいでしょう。
これまで、VSTi のアサインとGUIの操作方法を説明しましたが、
VST エフェクトもこれとほとんど同じなので詳細については省略します。
VST エフェクトをアサインする
演奏画面の CH=1「エフェクト」の四角い部分をダブルクリックします。
1〜4までありますが、エフェクトは1〜4の順番でかかっていきますので、
好みに合わせてアサインする番号を選んでください。
ここでは、エフェクトの1番にリバーブをアサインしてみます。
今回は「Kjaerhus Audio」で配布されているフリーの「Classic Reverb」
をアサインしてみます。
緑色のランプが点灯したら VST エフェクトのアサインは完了です。
この部分を再びダブルクリックすると VST エフェクトのGUIが表示されますので、
好みのパラメータに設定してください。
GUIには Score Editor の視聴鍵盤が付属するのでエフェクトのかかり具合を確認するのに便利です。
楽譜を打ち込んで演奏する
ここからはMIDIモードの時と全く同じです。
今回は CH=1 に音源をアサインしたので、CH=1 に楽譜を打ち込みます。
再生ボタンを押して音楽を演奏します。うまく音が鳴ったら楽譜ファイルを保存しておきましょう。
※いきなり初めから VST 音源を使用して作曲するのも良いのですが、
最初はMIDIモードで音楽を作成する事をお勧めします。
VST 音源はかなりのメモリとCPUパワーを消費する事が多く、
フリーズしたり異常終了したりする可能性があるからです。
MIDIモードで一通りの音楽を作成してから、オーディオモードに切り替え、
各チャンネルに VST 音源をアサインしながら最終的な仕上げをするという手順で音楽を作成すると、
VST 音源の個性的な音にとらわれず効率よく音楽を作成できます。
もちろん、初めから VST 音源で曲を作ったほうがよい場合もあります。
その際は、こまめな保存をしてください。MIDIモードとオーディオモードを切り替えながら、
音楽を作成すると良いでしょう。
WAVE ファイルを作成する
作成した音楽は WAVE ファイルで保存する事ができます。
Score Editor は、音楽CD品質の音で WAVE ファイルを作成しますので、
そのまま音楽CDにしてしまっても良いですし、mp3 変換ソフトを使って圧縮して、
インターネット等で公開するのも良いでしょう。他のシーケンスソフトを使って、
ボーカルなどを入れて最後の仕上げをするというのも良いのではないかと思います。
いずれにせよ、まずは、WAVE ファイルを作成する必要があります。
WAVE ファイルを作成するには「名前を付けて保存」を選択します。ダイアログが表示されるので「ファイルの種類」を、
「オーディオファイル」にします。
保存先を「デスクトップ」などにしたら保存ボタンを押します。
進行状況が表示されます。音楽の長さによっては数分かかる場合があります。
進行状況の画面が閉じれば、WAVE ファイルの作成は完了です。
作成した WAVE ファイルはメディアプレイヤなどで聴くことができます。
※Score Editor を起動していると、他のソフトで音が鳴らない事がありますので、
Score Editor を終了させてからメディアプレイヤなどで聴いてください。
※作成した WAVE ファイルはとても大きなファイルサイズになっています。
インターネットでそのまま公開する事はしないで mp3 等に圧縮してから公開するのが
一般的となっています。mp3 にするとファイルサイズは10分の1のサイズになります。
ただし、人間には気が付かない部分の音が削られるため音質が落ちる事があります。
※音楽CDを作成する場合は、mp3 にしないで、そのまま WAVE ファイルをCDライティングソフトを使って、
音楽CDを作成すると良いでしょう。
※WAVE ファイルの作成は、オーディオモードにしてから行ってください。MIDIモードで WAVE ファイルを作成すると無音になります。

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